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読んでわかる!海外の大学進学事情

アメリカの大学の授業ってどんな雰囲気? 求められる英語力は?

アメリカの大学が求めている、留学生の英語スコア

アメリカの大学が求めている、留学生の英語スコア

 アメリカの大学へ留学するには、高校卒業資格のほか、高校での成績や授業についていかれるだけの英語力が条件としてあげられます。(アメリカ大学入学に必要な条件)ほとんどのアメリカの大学では、留学生の英語力を判定するために、TOEFLのスコアの提出を義務付けていますが、近年英検資格でもそれに相応する英語力があるとみなされるようになりました。

 一般的に、アメリカの大学学部に入学するにはTOEFL500点(コンピューターテストで173点)は最低でも必要とされていますが、英検の場合は2級(A合格※)がそれに相応します。特に英検の場合は面接試験があるため、実際に口頭レベルでの英語力をはかる資格として評価がなされるようになってきています。

 英検2級の場合、高校卒業程度の英語力で、社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができるレベルです。

入学後に必要な英語能力は、試験で測られるような能力に加えて、アメリカ人学生と対等に学業を営むだけの英語によるコミュニケーション能力、発表・発言能力、執筆能力なども必要となります。
※2級A合格… 英検2級を一次試験75%程度以上の正答率にて合格すること

潜入!アメリカの大学留学生が使う「授業の英語」

カリフォルニアのEl Camino Collegeを訪問しました!

 では、実際にアメリカ人学生と対等に学業を営めるだけの英語によるコミュニケーション力とは、どんなものなのでしょうか? アメリカの大学の授業に潜入し、実際に学生たちの間で交わされている会話を見てみましょう!

 訪れたのは、カリフォルニア州トーランス市にあるEl Camino College。El Camino Collegeがキャンパスを構えるカリフォルニア州トーランス市は、ロサンゼルス国際空港より南へ車で約20分、ロサンゼルスのダウンタウン、ビバリーヒルズ、ハリウッドといった主要なアトラクションや、ショッピングモール、ビーチ、フリーウェイへのアクセスも良く絶好のロケーションに位置します。

 また、トヨタ、日産、ホンダを始めとする数多くの日系企業があり、教育レベルが高く、治安面は良く、フレンドリーで国際的な雰囲気でも知られています。 El Camino Community Collegeのキャンパスには、カリフォルニアを象徴する様な椰子の木が聳え立ち、年間を通して緑に溢れています。また、随所には地域性を反映し、桜の木も植えられています。

  どの学生も80以上もある幅広い専門課程の中から自分の専門を自分のニーズに合わせて選ぶ事ができます。 ビジネス、美容学、看護学、フィルム&プロダクション、建築、写真などが特に人気です。

 El Caminoでは包括的な学生サービスを展開し、ビザの相談から、専攻、進路、転入オプション卒業要件などの個人カウンセリング、個人指導サービス、また、医療サービスなどと学生のニーズをサポートを幅広く提供しています。

実際のアメリカの大学の授業ってどんな雰囲気?

 学校、取るクラスにより多少の差は出てきますが、基本的にアメリカのクラスで生徒に望まれる授業態度には、どれだけ自分がクラスに参加しているかという「Participation」、いわゆる「積極性」が重視されてきます。 クラスメートは分からないこと、疑問に思ったことがあれば、たとえ先生の話の最中だろうが、おかまいなしに手を上げます。先生も次々と学生の質問を受けます。人前で発言することに慣れてない留学生、特に日本人にとっては、これが比較的難しいようです。

 授業の最中にクラス全員の注目を浴びながら質問するだけでも勇気がいるものです。「理解していないのは自分の英語力が足りないからだろうか」、「こんな質問してはまずいんじゃないか」と考えてしまい、さらには発音や文法、センテンスが気になってしまい簡単な発言がとんでもなく難しい行為に思えてしまうのです。最初は、そんな慣れないアメリカでの授業をつらいと感じるかも知れませんが、耳が慣れてくるとクラスのアメリカ人の英語も少しずつ単語が聞き取れるようになります。改めて聞いてみても、あれ、アメリカ人の学生もそんな難しい言葉、単語使ってないなー、質問する時は毎回同じようなフレーズを使っているんだなー、と感じる事があると思います。

 後々考えると、皆が会話している内容は、日本の高校で、または英検2級、準1級の試験の中に良く出てきたフレーズがほとんどなのです。簡単な基本は、Can I ~? What is ~? これから始めれば、あとは、先生の答えをじっと聞いて、一生懸命メモをとり、先生の言っている事がわかったら、わかった、ありがとう!と言葉と態度で表します。うなずくもよし、笑顔で返すもよしです。授業中での無反応、無表情が一番アメリカでは、タブーです。

 また、留学生の発音がおかしくても先生もアメリカ人の生徒も誰も笑ったりしません。それよりも、逆に恥ずかしそうにして、発言しないでモジモジしている姿の方が滑稽に映ります。(まず、発音や文法、センテンスがあっているかなどとあれこれ考える前に、簡単な単語、センテンスで良いから発言をする。また、話せないなら話せないでそれなりのリアクションを示し、クラスに参加する意志があることをアピールすればそれはそれで受け入れてもらえるのがアメリカです。)

 求められるものが違った環境で不慣れなシステム、考え方に付いて行くのはとても大変だと思います。El Camino Collegeは地域の多様性を反映した様に、世界65カ国からの留学生を迎え入れ、とても好意的で学生に必要な様々なサポートを提供する、留学生の受け入れ態勢が十分に整っています。

 また、必修教科以外のクラスは、一クラス25人程度の少人数制にし,教授の目が学生一人一人に行き渡るように心がけています。その背景には、生徒と教授の心理的距離も近づき、また、学生達と教授のコミュニケーションのある授業を成立させる目的があります。授業中に授業以外の話しもよく出てきます。

 週末前のクラスであれば、週末をどう過ごすか、また週末明けのクラスではどのように過ごしたか、また、今話題になっているニュースはもちろん、TV番組、映画などの話も出てきます。

英語力不足の人のための、入学までのステップ

コミュニティーカレッジ(2年制大学)から4年制大学への編入

アメリカの大学へ留学する日本人の多くの学生がコミュニティーカレッジ経由で学部進学に成功していると言われています。現在、アメリカの約150のコミュニティーカレッジでは英検2級が英語力の条件と認められています。(英検の資格で行ける海外の大学一覧)コミュニティーカレッジ卒業後に大学の3年次に編入し、2年間の課程を修了して学士号が取得するという進路が一般的です。(アメリカ大学入学までのながれ)コミュニティーカレッジから4年制大学への編入は、アメリカ人とってもごく当たり前の進路です。コミュニティーカレッジから留学をスタートさせることは、留学生にとって多くのメリットがあるとも言えます。4年制大学に比べ、入学の条件が緩いこと、少人数かつ内容の濃い授業が受けられること、授業料が安いことなどが理由としてあげられます。数は少ないですが、コミュニティーカレッジ卒業後、3年次への編入を認めている国内の大学もあります。上智大学、国際基督教大学、南山大学などがその例です。

英語力不足の人のための「条件付き入学」

それ以外の方法として、アメリカの大学の一部では、学力などの入学条件はすべて満たしているけれど、英語力が基準に満たない学生に対して「条件付き入学」の措置をとっているところもあります。

 「条件付き入学」とは、留学生に英語研修の受講を義務付けることを条件に入学を許可するものです。その場合、大学に付属している英語研修機関(一般にESLと呼ばれています)や、指定されている語学学校のプログラムや他大学の英語研修機関で一定期間学ぶことになります。

  ただし、条件付き入学とは、@英語力が向上しない限り正規の学生としての入学は許可されないので、留学期間が長引き経済的にも明確な予定が立てにくい A初めから条件付き入学という出願枠があって応募するのではなく、大学側が総合的に判断して出願者の中から条件付き入学者を決定する等の事情を留意する必要があります。

 なお、条件付入学における英語研修の受講は、大学学部課程出願者に英語力のみが足りない場合の措置ですので、大学付属の英語研修所へ語学留学生として入学することとは異なります。英語研修所と大学は別個の教育機関ですので、後者の場合はあくまで語学研修所への入学となり、そこで英語力が向上したからといって、必ずしもその研修所の母体である大学の学部課程に入学が許可されるとは限りません。

 学部課程への入学には、英語力以外の出願条件も満たして改めて出願する必要があります。



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