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海外の大学への進路相談について

留学の志望動機や目的を明確にさせる

留学を考えるうえで最も重要なことは、留学を希望している生徒が自分自身で目的を明確にすることです。「なぜ海外の大学へ行くのか」、留学の目的を明確にすることは、数多くの大学やカリキュラムの中から自分に合った大学を選択し、入学する際に提出を求められるエッセイの内容にも大きく影響します。
さらに留学生活がスタートしてからも、慣れない外国生活、思うように意思の疎通ができない語学力など、想像以上に困難も多いことでしょう。そうした困難を乗り越え、実りある留学生活を送るためには、自分自身が何のために留学したいのか、という目的=「情熱」が最終的には自分自身の支えになってくれるはずです。

また、海外では日本に比べ自己判断や自己主張をより多くの場面で求められます。「なぜこの国に留学に来たのか」「なぜ○○○を学んでいるのか」「あなたはこれに対して、どう思うか」「なぜこの意見に賛成なのか」などなどです。目的を持つことで、より自己判断ができ自己主張ができるようになってきます。海外では各個人の意見がそのまま個性として評価されますので、目的のない人、意見のない人は無個性な人と思われてしまうのです。結果的に多くのコミュニケーションの機会を失うことにもつながると言えます。

留学を希望される学生には、徐々にでもかまわないので目的を明確にさせるように話をしていくことが必要です。では、どのように目的を明確にしていくのか、留学指導者の立場からどのようなアドバイスができるかを次の章でご紹介します。

誰にでも明確な目的はあるものです

いきなり「どうして留学したいのか?」と聞かれて、即答できる学生は少ないでしょう。だからと言って、今考えなさいと言われてもきちんとした答えは出せないものです。当然、目的が明確になってからでないと留学の準備をしてはいけない、というものでもありません。個人で差はありますが、出発前までに少しでも、どんな小さな目的にでもいいので、明確にできるように手助けしてあげましょう。誰にでも目的はあるものです。それが上手く言葉になっていないだけなのですから、留学指導者として具体的な言葉にできるよう、手助けしてあげてください。

人は大きな質問にはなかなか答えられないものです。「どんな人間になりたいのか」「どうして留学したいのか」などは突然聞いても相手は萎縮してしまいます。まずは、留学をしたいと思うようになったきっかけなどから話しをしていくなどがいいでしょう。
「いつ頃からそう思うようになったのか」「何かきっかけはあったのか」など、最初に思い描いた留学のイメージはその人にとってとても大切なものです。それを引き出してあげましょう。

また、日頃の学校の授業や仕事などで、好きなこと、あまり好きではないこと、などに話しを広げてみてもいいでしょう。「どんなことをしている時が好きか」「今までにどんなことに熱心に取り組んだ経験があるのか」など、過去の経験を聞き、さらに「それはなんで」「どんな時にそう思ったのか」など、もう一歩踏み込んで聞いて引き出してみてください。そして徐々に「留学している自分はどんなイメージか」「将来は何をしたいか」といった留学の具体的な質問をしてみます。最初は全く答えられなかった人でも、何となくイメージがでてきたり、キーワードがでてくるようになります。



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